袖珍博物館について


1997年3月28日創業になる袖珍博物館は台湾はもとよりアジアでも珍しいミニチュア専門の博物館です。


袖珍博物館には欧米各地でも最も有名な作家の手になるドールハウス、各々の部屋を主体にしたルームボクス、更に作者の創意工夫を余す所なく発揮した情景などが数多く揃えてあり、展示作品の数は世界でも一二を争う規模になっています。此処には2000年前のローマの遺跡があり、19世紀のイギリスやヨーロッパの商店や工場から広場風景、ロマンチックなベニスの運河、現世代のアメリカ人の庶民からお金持ちさんの住まい、などが短時間ですべて見学できます。英国のバッキンガムパレス、フランスのベルサイユ宮殿、ドイツのリンダホッフ宮殿などもその豪華絢爛さを誇っています。我々が今言うミニチュアは16世紀のドイツに端を発したと言われています。当時は宮廷、貴族の遊びものであったミニチュアはその後イギリスで大きく発展し、更に海を渡ってアメリカに持ち込まれました。縮尺も大は建築物本体から小は一片の鍵に亙るまで12分の1に統一され、今日のミニチュア芸術が築き上げられました。使われる材料も生物など不可能なのを除いて一切実物を使うようになったのは特筆すべきでしょう。ですから皆さんがご覧になるすべての家具、陶磁器、壁紙、シャンデリア、ガラス器物、縮小されていますが全部実物です。

袖珍博物館展示の作品はごく一部を除いてすべて当代作家の製品です。当代は製作技術が確立されていて、19世紀作品とは比較にならないほどに精確であり、作品のジャンルも広く、全体としての価値が一段と高いからです。